日常ケア2026-04-13

【獣医師監修】猫の体温の測り方|自宅で安全に測る方法と平熱の目安

猫の平熱は38.0〜39.2℃。自宅での体温計の使い方、耳式・直腸式の違い、発熱時の応急処置まで獣医師監修で解説。

猫の平熱と発熱の基準

猫の平熱は38.0〜39.2℃(100.4〜102.5°F)で、人間よりやや高めです。39.5℃以上は微熱40.0℃以上は明確な発熱と判断されます。子猫は成猫よりも体温がやや高い傾向があり、38.5〜39.5℃程度が正常範囲とされています。 体温は1日のなかでも変動し、一般的に夕方〜夜にかけてやや高くなり、朝方は低くなります。また、運動後や興奮状態、食後にも一時的に上昇することがあります。これは正常な生理反応なので心配はいりません。 発熱の原因としては、感染症(猫風邪膀胱炎など)、炎症性疾患、免疫疾患、腫瘍などが挙げられます。原因不明の発熱が3日以上続く場合は「不明熱」と呼ばれ、精密検査が必要です。 平熱を把握しておくことは、愛猫の異常にいち早く気づくための第一歩です。健康なときに数回測定し、自分の猫の平熱パターンを知っておきましょう。

自宅での体温の測り方:3つの方法

①直腸式(最も正確) ペット用デジタル体温計を使用します。先端にワセリンまたは水溶性潤滑剤を塗り、尾を優しく持ち上げて肛門から約2〜3cm挿入します。測定時間は約60秒。最も正確な方法ですが、猫が嫌がりやすいため2人で行うのが安全です。必ずペット専用の先端が柔らかいタイプを使い、人間用の水銀体温計は割れるリスクがあるため使用しないでください。 ②耳式(赤外線) 耳用赤外線体温計を耳の穴に挿入し、鼓膜付近の温度を測ります。測定は数秒で完了し、猫への負担が少ないのがメリットです。ただし、耳垢や測定角度によって誤差が出やすく、直腸式と比べて0.5〜1.0℃低く出ることがあります。参考値として活用しましょう。 ③非接触式(赤外線) 額や耳の付け根に向けて測定します。猫に触れずに済むためストレスが最も少ない方法ですが、精度は最も低く、あくまで目安です。毛の量や室温の影響を受けやすいため、異常を感じたら直腸式で確認してください。
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体温測定のコツと注意点

猫の体温測定を成功させるためには、猫を落ち着かせることが最も重要です。まず大きめのバスタオルで猫の体を包み、頭だけ出す「猫巻き(キャットバリトー)」にすると、爪で引っかかれるリスクを減らしながら安全に測定できます。 理想的には2人体制で行いましょう。1人が猫を優しく押さえ、もう1人が体温計を操作します。猫に話しかけながら行うと安心感を与えられます。嫌がって暴れる場合は無理をせず中断してください。無理に測定するとケガや猫との信頼関係の悪化につながります。 測定前に体温計を準備しておき、できるだけ短時間で済ませるのがポイントです。直腸式の場合、挿入前にスイッチをONにしておくと時間を短縮できます。 測定後はおやつやお気に入りの遊びでご褒美をあげましょう。「体温を測る=良いことがある」と学習させることで、次回以降の測定がスムーズになります。体温計は使用後にアルコール綿で消毒し、清潔に保管してください。

発熱時のサインと応急処置

体温計がなくても、猫の発熱を疑うべき身体的サインがあります。耳が普段より熱い鼻が乾燥している肉球が熱いといった変化に加え、食欲の低下ぐったりして動かない水を飲む量の変化隠れたがるなどの行動変化も発熱のサインです。 40℃を超えた場合は速やかに動物病院を受診してください。特に子猫やシニア猫は体力の消耗が早く、重症化しやすいため注意が必要です。 受診までの応急処置としては、涼しい場所に移動させ、新鮮な水を用意して水分補給を促します。濡れタオルを耳や肉球に当てるのも効果的です。ただし、氷水や冷水を直接かけるのは体温の急激な低下を招くため避けてください最も重要な注意点: 人間用の解熱剤は絶対に猫に使わないでください。特にアセトアミノフェン(タイレノール等)は猫にとって致死量が非常に低く、1錠でも命にかかわる中毒を起こします。イブプロフェンやアスピリンも猫には有毒です。必ず獣医師が処方した薬のみを使用してください。

日常的な体温チェックの習慣化

猫の体温測定は、病気のときだけでなく月1回の定期測定を習慣にすることをおすすめします。健康なときのデータを蓄積しておくことで、わずかな異変にも早く気づけるようになります。 測定結果は日付とともに記録しましょう。CatsMeアプリを使えば、体温データを簡単に記録・管理できます。過去のデータとグラフで平熱のパターンが見えるようになり、「いつもより0.5℃高い」といった微妙な変化にも気づきやすくなります。動物病院を受診する際にも、記録データを見せることで獣医師がより正確な判断を下せます。 体温だけでなく、体重、食事量、排泄の状態なども合わせて記録すると、愛猫の健康状態を総合的に把握できます。定期健診の結果とも照らし合わせることで、より精度の高い健康管理が可能です。 「いつもと違う」と感じたら、体温を測ってみましょう。飼い主の日々の観察こそが、愛猫の健康を守る最大の武器です。
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