症状から知る2026-08-12Carelogy編集部

猫は痛くても鳴かない。でも顔には出る|獣医学で検証された「見る5か所」

猫は痛みを隠す。うずくまって静かにしているのを「落ち着いている」と読み違えると、発見が遅れます。モントリオール大が2019年に検証したFeline Grimace Scaleは、耳・目・マズル・ヒゲ・頭の位置という顔の5か所で痛みを判定できることを示しました。家で今日から見られる形で解説します。

猫の健康チェック
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「静かにしている」を、落ち着いていると読み違える

犬は痛いとき、鳴いたり、患部をなめたり、明らかに様子が変わります。猫は違います。部屋の隅でじっとうずくまり、まるく縮こまって、静かにしている。 これを見た飼い主の多くは「落ち着いている」「寝ているだけ」と受け取ります。実際には、それが猫の痛がり方です。 野生時代の名残で、猫は弱っているそぶりを見せると狙われる立場でした。だから痛くても隠す。隠せるうちは、いつも通りに見せようとします。 つまり飼い主が「様子がおかしい」と気づく頃には、隠しきれないほど痛いということです。 では、隠される前に気づく方法はあるのか。近年の獣医学が出した答えが「顔を見る」でした。行動は隠せても、顔の筋肉は隠しきれないからです。
その症状、気になっていませんか?
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気になる症状を読んだ今が、毎日の観察を始めるタイミングです。

迷う前にまずCatsMeでチェック。写真1枚でAIが健康状態を分析します。

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顔の5か所——モントリオール大が検証したもの

カナダのモントリオール大学の研究チームが2019年、Feline Grimace Scale(猫のしかめっ面スケール)という評価法を発表しました。実際に痛みのある猫35匹と、痛みのない猫20匹の映像を比べ、痛みのある猫に共通して現れる顔の変化を特定したものです。 見るのは、この5か所です。 | 見る場所 | 痛いときに起きること | |---|---| | | 左右が離れ、外向きに倒れる(いわゆるイカ耳に近い状態) | | | 細める。まぶたが狭くなり、目が小さく見える | | マズル(口ばな) | 丸みが消え、平たく張ったような形になる | | ヒゲ | 前に張り出す、あるいはピンと立つ | | 頭の位置 | 肩のラインより下がる、うつむく | それぞれ「無い/少しある/はっきりある」の3段階で見ます。5か所すべてが同時に出る必要はありません。普段のその子と比べて、いくつ変わっているかが手がかりです。 この評価法は、獣医師が使う別の痛み評価法と非常に強く一致することが確認されており(相関 0.86)、別々の人が採点しても結果がよく揃うことも確かめられています。つまり「なんとなくそう見える」ではなく、再現性のある見方として検証されています。 出典: Evangelista MC ほか, Scientific Reports, 2019年12月13日。評価法の公式サイト(無料)はfelinegrimacescale.com

顔以外にも出る、隠しきれないもの

顔と合わせて見ておきたい変化もあります。どれも「いつもと比べて」が判断の軸です。 - 抱っこや特定の場所を触られるのを嫌がる(急に触らせなくなったら、そこが痛い可能性) - ごはんを食べる量が落ちる。口が痛い場合は、食べたそうに近づくのに食べない - 毛づくろいが減る(毛がパサつく)、逆に一か所だけ舐め続ける - 高いところに登らなくなる、ジャンプをためらう(関節の痛みで出やすい) - トイレ以外で排泄する。トイレの縁をまたぐのが痛い、排泄そのものが痛い - 隠れる時間が増える(猫が隠れる) 1つだけなら、その日の気分ということもあります。複数が同時に、数日続くなら受診を検討してください。

正直に書いておきたい限界

この見方には、はっきりした限界があります。 1. 検証されたのは「急な痛み」です。 研究の対象は、けがや急性の病気による痛みでした。関節炎のように何年もかけて進む慢性の痛みについては、この方法では検証されていません。慢性の痛みは顔に出にくく、生活の変化(登らなくなった、寝る場所が変わった)のほうが手がかりになります。 2. 痛みの有無は分かっても、原因は分かりません。 顔が変わっていることに気づけても、それが歯なのか、お腹なのか、関節なのかは分かりません。判断は診断ではありません。 3. 猫は状況でも顔を変えます。 動物病院で緊張している、暑い、眠い——こうした理由でも耳や目は動きます。だからこそ、普段のその子の顔を知っていることが前提になります。 痛みがあると思ったら、市販の鎮痛薬は絶対に与えないでください。人用の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン、イブプロフェンなど)は、猫では少量でも命に関わります

普段の顔を、覚えておかなくていい方法 — CatsMe

この見方の弱点は、「普段のその子」を覚えていないと使えないことです。毎日見ている顔ほど、変化には気づけません。 そこを埋めるのが記録です。 CatsMeは、スマホで撮った写真1枚から、AIが猫の表情を読み取り、痛みや健康状態を判定するアプリです。ここで書いた「顔を見る」を、人の記憶ではなく記録でやります。 - 📸 写真1枚でAIが痛み・健康を判定 — 撮るだけ、数秒で - 💬 AIチャットにいつでも健康相談 — 気になった時すぐ - 🩺 獣医師とオンライン相談 — 必要なら専門家へ - 📈 記録が残るので「いつからか」に答えられる — 受診時にそのまま見せられる 動物病院で必ず聞かれるのが「いつからですか?」です。この質問に答えられるかどうかで、診断までの道のりが変わります。世界50カ国以上で利用されています。 → CatsMeで愛猫の見守りを始める
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気になる症状、記録できていますか?

またあの症状が出たとき、記録があれば獣医師に正確に伝えられます。CatsMeなら毎日の健康スコアが自動で残り、「いつ・何が」変わったかをワンタップで共有できます。

痛みサイン行動早期発見Feline Grimace Scale
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よくある質問

異変に気づいた時、すぐ行動できる準備を
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異変に気づいた時、すぐ行動できる準備を

写真を1枚撮るだけで、AIが表情から痛みや健康状態を読み取ります。気になった時にその場で確かめられて、記録は獣医師にも共有できます。