症状から知る2026-02-05Carelogy編集部
猫の目やにが多い:原因と正しいケア方法
猫の目やにの原因、正常な目やにと異常な目やにの見分け方、自宅でのケア方法と受診の目安を解説。
結論:黄色・緑色の目やにや目の充血は感染症の可能性、3日以上続けば受診を
猫の目やにが黄色や緑色・量が急に増えた・目が赤く腫れている場合は、猫風邪(ウイルス感染)や結膜炎など治療が必要な病気の可能性があります。少量の乾いた茶色い目やには正常ですが、色や量に変化があれば3日以上続く前に獣医師に相談しましょう。
特にペルシャやエキゾチックショートヘアなど短頭種は目のトラブルが起きやすいため、日頃からの観察が大切です。
目やにの原因
感染症: 猫ヘルペスウイルスやカリシウイルスによる猫風邪。くしゃみ・鼻水を伴うことが多い。
結膜炎: 目の粘膜の炎症。感染やアレルギーが原因。目が赤く腫れる。
角膜潰瘍: 目の表面の傷。痛みで片目を閉じることが多い。
アレルギー: ほこり、花粉、タバコの煙など環境要因。
鼻涙管閉塞: 涙の通り道が詰まり、涙や目やにが過剰に。短頭種に多い。
自宅でのケア方法
軽い目やには自宅でケアできます。
1. ぬるま湯で拭く: 清潔なガーゼをぬるま湯で濡らし、目頭から外側に向かって優しく拭きます。
2. 片目ずつ別のガーゼで: 感染予防のため左右で別のガーゼを使用。
3. 無理に取らない: 乾いて固まった目やには、濡らしてふやかしてから拭き取る。
4. 目薬は獣医師の指示で: 人間用の目薬は使わないでください。
受診の目安
以下の場合は獣医師に相談しましょう。
- 目やにが黄色や緑色(感染の可能性)
- 目が赤く腫れている
- 片目を閉じている、こする
- くしゃみや鼻水を伴う
- 目やにが3日以上続く
- 視力の低下(ものにぶつかるなど)
目の写真を撮ってオンライン診療で獣医師に見せると、適切な診断と対処法を教えてもらえます。
動物病院での検査と費用
目やにで来院した場合の一般的な検査です。
眼科検査(3,000〜8,000円): シルマー涙液試験(涙の量を測定)、フルオレセイン染色(角膜の傷を確認)、眼圧測定、眼底検査を行います。
PCR検査(5,000〜10,000円): ヘルペスウイルスやクラミジアなど原因微生物を特定。綿棒で目やにを採取。
血液検査(5,000〜15,000円): FIV/FeLV検査、全身状態の確認。慢性的な目のトラブルがある場合に実施。
培養検査(5,000〜10,000円): 細菌感染が疑われる場合に原因菌を特定し、適切な抗生物質を選択。
軽度の結膜炎であれば点眼薬の処方で3,000〜10,000円程度。角膜潰瘍や慢性の場合は検査と治療で2〜5万円が目安です。
年齢・品種別の注意点
子猫(1歳未満)
- 猫風邪による目やに・結膜炎が最も多い
- 重症化すると眼球癒着(瞼がくっつく)のリスク
- 新生子猫の目が開く前に感染すると失明の可能性も
- 早期のワクチン接種と清潔な環境が予防の鍵
成猫(1〜6歳)
- アレルギー性の目やにが増える年齢
- ヘルペスウイルスのストレス再活性化による断続的な目やに
- ケンカによる角膜外傷に注意(外に出る猫)
[シニア猫(7歳以上)](/ja/columns/senior-cat-health)
- ドライアイ(乾性角結膜炎)のリスクが上昇
- 腫瘍の可能性も考慮(片側性の慢性目やに)
- 高血圧による眼底出血(腎臓病や甲状腺疾患に続発)
短頭種(ペルシャ・エキゾチック等)
- 涙液の排出が構造的に困難で常に目やにが多い
- 毎日のケアが必須
- 皮膚のひだに溜まる涙やけが皮膚炎を引き起こすことも
目のトラブルの予防と長期管理
目やにの予防と目の健康を守るためのポイントです。
日常のケア
- 毎日目の周りをチェックし、異常があれば早めに対処
- 短頭種は毎日目の周りを清潔なガーゼで拭く
- CatsMeで表情変化を記録(目の異常をAIが検出可能)
環境管理
- ほこりや花粉などのアレルゲンを減らす
- 空気清浄機の使用
- タバコの煙、芳香剤、強い洗剤を避ける
感染予防
- ワクチン接種を最新に(FHV-1、FCV)
- 多頭飼いでは食器を共有しない
- 症状のある猫を隔離
定期健診
- 年1回の眼科チェック(シニア猫は年2回推奨)
- 特に短頭種やヘルペスウイルス既感染猫は定期的なモニタリングが重要
目のトラブルは早期発見・早期治療が鍵です。放置すると角膜の損傷が進み、視力に影響する可能性があります。
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