症状から知る2026-03-10Carelogy編集部

猫の過剰グルーミング:原因・見分け方・改善策

猫が過剰にグルーミングして毛が薄くなる原因、正常なグルーミングとの見分け方、効果的な改善策をCarelogy編集部が解説します。

過剰グルーミングとは?正常との見分け方

猫は起きている時間の約30〜50%をグルーミングに費やす清潔好きな動物です。しかし、同じ場所を繰り返し舐め続けて毛が薄くなる・ハゲができる場合は「過剰グルーミング」の可能性があります。 正常なグルーミング - 全身をまんべんなく手入れする - 食後や昼寝の前後に行う - 皮膚にダメージがない 過剰グルーミングのサイン - 特定の部位(お腹、内もも、前足、脇腹)を集中的に舐める - 舐めた部分の毛が短くなる、左右対称の脱毛が見られる - 皮膚の赤み・ただれ・かさぶたができている - 毛を抜く行動(抜毛症)が見られる - 舐める頻度や時間が明らかに増えている - 飼い主が止めても繰り返す 過剰グルーミングは猫が隠れて行うことが多いため、気づいた時にはすでにかなり進行していることがあります。特にお腹の毛が薄くなっている場合は注意してください。脱毛のパターンも重要な診断の手がかりになります。

過剰グルーミングの原因

過剰グルーミングの原因は大きく医学的原因心理的原因に分けられます。 医学的原因(約70%) - アレルギー: 食物アレルギー、環境アレルギー(花粉、ダニ)、ノミアレルギー - 皮膚感染症: 真菌感染(皮膚糸状菌症)、細菌感染 - 寄生虫: ノミ、ダニ、疥癬 - 痛み: 膀胱炎(下腹部を舐める)、関節炎(関節周辺を舐める) - ホルモン異常: 甲状腺機能亢進症 心理的原因(心因性脱毛) - [ストレス](/ja/columns/cat-stress-signs): 引っ越し、新しいペットの追加、家族の変化 - 退屈: 環境刺激の不足 - 不安: 分離不安、騒音恐怖 - 強迫行動: グルーミングが習慣化して制御できなくなる 獣医師はまず医学的原因を除外し、そのうえで心理的原因を探ります。皮膚検査、血液検査、アレルギー検査、試験的な除去食試験などが行われます。
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改善策と治療法

医学的原因への対応 - アレルギー治療: 原因アレルゲンの除去、低アレルゲン食への切り替え、ステロイドや免疫抑制剤 - [ノミ駆除](/ja/columns/cat-parasite-prevention): 全ての同居動物にノミ予防薬を投与 - 皮膚感染の治療: 抗真菌薬、抗生物質 - 痛みの管理: 鎮痛剤の投与、原疾患の治療 心理的原因への対応 1. 環境エンリッチメント: キャットタワー、隠れ場所、知育おもちゃの導入 2. ストレス源の特定と除去: 猫の生活パターンや環境の変化を見直す 3. フェリウェイ: 合成フェロモンディフューザーで安心感を提供 4. 遊びの充実: 1日2回以上の遊びの時間でストレスを発散 5. 薬物療法: 重度の場合は獣医師の判断で抗不安薬(フルオキセチンなど)を処方 やってはいけないこと - エリザベスカラーだけで対処しようとする(根本原因を解決していない) - 舐めている時に叱る(ストレスが増して悪化する) - 自己判断でサプリメントや薬を与える 改善には数週間〜数ヶ月かかることが一般的です。焦らず、獣医師と相談しながら原因に合った対策を続けましょう。
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よくある質問

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